兼崎地橙孫 句碑建立について
このたび、ふるさと周南市(徳山)出身の「清明の俳人兼﨑地橙孫」の句碑を周南市上御弓丁(父祖の屋敷跡前)に建立することになりました。
地橙孫(本名・理蔵(りぞう))は、徳山藩士兼﨑橙堂を祖父にもち父茂樹、母東女(小川官介長女)の長男として、明治二十三年に生まれました。熊本五高を経て京都帝国大学独法科を卒業し、大正十三年、下関にて弁護士を開業、のちに山口県弁護士会長に就任しました。
俳句は中学時代に、正岡子規の高弟で俳句界の巨匠・河東碧梧桐と出会い、以後碧梧桐門下として俳人の地位を確立し、活躍しました。
また、中村不折直伝の六朝体書道の最期の書家として、山頭火の墓標やサビエル公園石塔ほか県内各地に揮毫した石碑を残しております。
戦後 徳山に帰郷し舞車に居住、弁護士として活躍する傍ら、県俳句界の指導者として後進の指導にあたりました。「句集・人、ひとに継ぐ」、「觸目皆花」、「地橙孫句抄」、俳論「清明の道」など多数の著書があり、その句数は一万数千にものぼっています。
地橙孫の人にやさしく真摯な生き方は、多くの人たちの心を惹きつけ、その精神は「清明俳句」として開花しました。そして中学時代に親しんだ俳句を終生の友として俳句道を歩み、立派な業績を残しました。
つきましては、皆様方の温かい御支援を受けまして、末永く地橙孫を語り継いでゆくためのシンボルとしてレリーフ入りの句碑建立を計画し、「兼﨑地橙孫句碑建立実行委員会」を結成、顕彰することになりました。
文化芸術は人びとの心を潤して、豊かな感性や誇りを育てます。地域を越えて芸術文化を愛する皆さまと手を携え、地橙孫顕彰活動を通じ、心豊かなふるさとづくりを目ざしてゆきたいと願っています。
何とぞ、この趣旨に御賛同いただき、皆様方の御協力・御支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成二十三年八月吉日
兼﨑地橙孫顕彰会 会長 田村悌夫
地橙孫句碑建立実行委員会 委員長 兼﨑人士
句碑概要
建立者 | 兼崎地橙孫顕彰会 |
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建立場所 | 周南市 上御弓丁 |
句 | 今日の日を包みて了へぬ花芙蓉 |
揮毫者 | 兼崎地橙孫(六朝書体) |
仕様 | 徳山御影石・肖像レリーフ |
除幕式 | 平成二十四年三月 予定 |
発起人
小川 亮 元 徳山市長
河谷 昭彦 山崎八幡宮 宮司
河村 正浩 「山彦」主宰
黒神 公直 遠石八幡宮 宮司
高村 正彦 衆議院議員(元法相・弁護士)
玉野 知之 周南文化協会 文学連盟会長
原田 茂 ㈱はつもみぢ 取締役会長
久行 保徳 山口県現代俳句協会会長・「草炎」主宰
福山 庸治 金剛寺総代(元 周南市観光協会会長)
山縣 俊郎 ㈱山縣本店 代表取締役
吉村 德昌 周南文化協会 会長
橋本 望
森谷 京子
伊藤 健
小沢 園枝
儀本 憲雄
児玉 倩史
柴田 具子
中村 達雄
藤井 宣章
藤井 康文
山田 太郎
親族代表
兼﨑 香澄 兼﨑地橙孫 二男
募金要項
- 募金団体名称
兼﨑地橙孫句碑建立実行委員会 - 募金の目的
地橙孫句碑の建立 - 募金の目標額及び範囲
- 募金目標額
三〇〇万円 - 募金の範囲
地橙孫顕彰会会員ならびに本事業に賛同される個人及び法人
- 募金目標額
- 募金の種類
- 個人募金
一口・壱千円以上(複数口での募金も期待しております)
会員の方は二口以上の御協力をお願い申し上げます。 - 法人募金
一口・壱万円以上(複数口でご協力を頂ければ幸いです) - 募金期間
平成二十三年七月 ~ 平成二十四年一月末
なお、期間を過ぎても受付け致しますが、出来るだけ期間内にお願い申し上げます。分割払いでも結構です。 - 申込および振込・送金方法
- 郵便局振込の場合
同封の郵便局払込用紙(振替用紙)に必要事項をご記入の上、郵便振替でお払込み下さい。払込手数料は無料で、受取人(句碑建立実行委員会)負担です。
【取扱機関・郵便局】
※ 口座名称:兼﨑地橙孫句碑建立実行委員会
※ 口座番号:01390‐6‐87640 - 銀行振込の場合
【取扱機関・西京銀行 本店営業部】
※ 口座名称:兼﨑地橙孫句碑建立実行委員会
※ 口座番号:(普) 2070250
【取扱機関・山口銀行 徳山支店】
※ 口座名称:地橙孫顕彰会
※ 口座番号:(普) 6592301 - 句碑建立実行委員会委員による集金
TEL・FAX 〇八三三 四一 四五六三(田村)
〃 〇八三三 七二 六四六八(兼﨑)
- 郵便局振込の場合
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